年金の知識
■公的年金とは?
公的年金は3種類あり
●自営業等が加入する「国民年金」
●会社員などが加入する「厚生年金」
●公務員などが加入する「共済年金」
があります。
日本の年金制度は、「世代間の助け合い」といわれる
「賦課(ふか)方式」となっています(一部、積立方式)。
国民年金は、20歳以上60歳未満で
日本に住所がある人は
すべて被保険者ということになります(強制加入)。
厚生年金の被保険者は自動的に国民年金の被保険者となります。
ようするに、国民全員(20歳〜60歳)が
年金制度への加入を義務付けられています。
また、年金を受給するためには受給資格期間があり
25年間以上保険料を支払わなければまったく支給されません。
65歳を超えると老齢給付金として年金が支給されます。
■保険料はいくら?
国民年金の保険料は
定額制で平成17年度は13,580円です。
納付書が送付されてきますので
銀行や郵便局、コンビニ、口座振替で支払います。
まとめて半年や1年分まとめて支払うと少し割引になります。
厚生年金の保険料は
毎月の給料と賞与から決められた保険料率で
算出された金額を事業主と折半します。
平成17年度は、13.934%です。
納付は、給料からの天引きで事業主経由で支払うことになります。
■値上げはあるの?
あります!!
国民年金の値上げは
毎年280円ずつ上昇していき
平成29年(2017年)に16,900円で固定されます。
厚生年金の値上げは
毎年0.354%ずつ上昇していき
2017年に18.3%(本人負担9.15%)で固定されます。
高齢化社会、少子化問題など、人口構造が変化した現状では
毎月の保険料を30000円まで上げないと追いつかない状態らしいです・・
つまり、現時点ですでに過去と同水準の年金給付は期待できないことになります。また、将来の年金額は予想出来ない状態です・・・
■国民年金の免除制度
公的年金制度には保険料の免除制度があります。
免除には
●「法定免除」
●「申請免除」
●「全額免除」
●「半額免除」があります。
申請は、各市区町村の年金窓口です。
また、免除ではありませんが
20歳以上の学生のための「学生納付特例制度」もあります。
また、失業期間中も免除の対象になる事があります。
もし、退職されたのならば役所の年金課に早めに申請に行きましょう。
育児休業の期間も厚生年金免除されます。
■老齢給付とは?
老齢給付は、ある年齢(原則65歳)になったことで給付されます。
定年は一般的に60歳ですので、再就職しないと60歳から65歳までの5年間は無収入になります。国はこの5年間は、自助努力すべしと言っています。
老齢給付は
「老齢基礎年金」
「老齢厚生年金」
で支給されます。
老齢基礎年金は国民年金から
老齢厚生年金は厚生年金保険から支給されます。
自営業などの第1号(国民年金加入者)のみ加入していた方は、
老齢基礎年金のみが給付されます。
第2号(厚生年金加入者)になったことがある方は
老齢基礎年金と老齢厚生年金を合算した金額が給付されます。
■障害給付
公的年金の大きなメリットに年をとったことで支給される老齢給付だけでなく、障害を負ったときに支給される障害給付があります。
「障害基礎年金」、と「障害厚生年金」があります。
また、「遺族基礎年金」、「遺族厚生年金」もあります。
■あなたは年金をいくら受け取れるのか??
年金をシュミレーションできるサイトがあるので、
そちらで一度、あなたの年金はどれくらいかをチェックしてみましょう。
JAバンク 年金チェック
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